Diary

怖〜い!


昨日は二十四節気(にじゅうしせっき)の「雨水」。雪が雨になり、氷が水に変わる頃なので、本格的な春も迎える季節と言えます。あれこれ調べて見ると地方によっても違うようですが、この日にひな人形を飾ると良縁に恵まれると言われているため、保育園でも昨日、玄関を入ってすぐの玄関ロビーに雛壇を出し、担当の先生が中心となり、子どもたちに手伝ってもらいながら飾り付けしてくれました。鯉のぼり同様、限られた期間のみ飾られるひな人形に多くの子どもたちが喜び、足を止めて眺めたり、送迎の際に保護者の方とあれこれ話したりする姿が見られます。ところが、2歳児H組のA君はこのひな人形が怖いらしく、雛壇が飾られて以来、保育室に行くのを躊躇し、お母さんに抱っこされて保育室に行っているのです。そんなA君に「大丈夫だよ。夜はお掃除をしてくれているけど、今は動かないから…」なんて冗談を言ったものですから益々表情が強張ってしまいました。しかし、A君のあの表情は、もしかすると職員が退勤後、人形たちが昨年の春以来久しぶりに光りを浴びたことを喜び、毎晩宴会を開いていることを知っているからなのかもしれません。だとしたら本当に怖いですが。
 さて、怖いといえば、今日の園外保育での5歳児の子どもたちのソリ滑りです。昨日の下見をした白石川の河川敷へ予定通り出掛け、白鳥や鴨に餌をあげたあと、小高い山(丘)!?でソリ滑りをしたのですが、意気揚揚と滑りだしたものの、結構な傾斜と坂の長さに思っていた以上にスピードが出てしまい、ブレーキが無いソリを自分たちでは止めることが出来ず、「怖〜い」と叫び、途中からは必死な形相となり止まるまで我慢する姿や、中には、上手に坂の下まで滑り降りることができず、途中でひっくり返ってしまうソリもあり、思わず吹き出してしまうこともありました。しかし、あんな風に喜んでいる子どもたちの姿を見ると、バスに乗って出掛けずとも季節・年齢を問わず遊べる山(丘)を何とかして保育園の園庭に作ってあげたいと思わされました。
2014年02月20日(木) No.1243 (園長日記)

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