Diary

鴨 ON 


あと一ヶ月すると5歳児の子どもたちは卒園式を迎え小学校へ就学します。すると、保育園では当たり前だったお昼寝がなくなるなど、これまでの生活リズムが一変します。そのため、就学間近になって慌てることのないように、これから徐々に昼寝の時間を短くしたり、昼寝をしないような日を作ったりするようにしていきます。そして、その第一弾とも言うべく、今日はM組の子どもたちがバスに乗り、明日の園外保育の下見を兼ねN組の代わりに白石川の河川敷まで出掛け、白鳥たちがいるかどうか、バスが河川敷まで乗り入れられるかどうか、確かめてきました。普段なら、先生にトントンされることもなく時には給食を食べている最中に夢の中に行っているK君も今日ばかりは目が冴え興奮状態。しかも、下見だというのにソリを準備するなど準備万端ではありませんか。ところが、例年ならば車で入って行ける河川敷が二週続いた雪が積もったままの状態で、いくら乗用車より車高が高いバスとは言え乗り入れることは出来ず…。しかし、ここまで来たのだからとバスを降り、降り積もった雪道を歩き、白鳥たちがいるかどうか見てみることにしました。すると、この雪で餌をあげに来る人などいないからなのか、人に慣れた白鳥や水鳥たちが待ってましたとばかりに集まって来るではありませんか。こんなこともあろうかと古米を準備しておいたのが大当たり。子どもたちに少しずつ分けてあげると子どもたちも鳥たちも大喜び!しかし、肝心な明日の園外保育の時の餌が無くなると大変なので、程々にして切り上げることにしたのですが、まだまだ食べ足りなかった鴨たちが鴨ON(come on)と言っていないのも関わらず、バスの近くまで子どもたちを追いかけて来て餌を貰えることを期待してずっと見つめているのです。ということは、明日も間違いなく鳥に取り囲まれることでしょう。ところで、お昼寝をしなかったM組の子どもたち、やはり、午後のおやつの頃には睡魔が襲って来たらしく、眠くて眠くて大変なことになっていましたが、それは、今後、どのようにお昼寝の時間を減らしていくべきかということへの良いヒントになったと思います。
2014年02月19日(水) No.1242 (園長日記)

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