Diary

子育て親育ち


今日は1歳児クラスの保育参観後、保育園のホールを会場に、大河原町生涯学習課主催の家庭教育講座が開催されました。講師に尚絅学院大学教授で同附属幼稚園園長、そして新日本医師協会の岩倉政城(いわくらまさき)先生をお迎えし「口からはじまるこころの健康」のテーマで講演をして頂きました。
 講演は歯科医の立場から虫歯が出来る原因や予防の方法から話が始まったのですが、北京原人や江戸時代の人々には虫歯はなかったこと、また、常識だと思っていた、虫歯の原因であるミュータンス菌はスプーンの使い回しなどだけで感染することはなく、原因は糖分にあるというお話しには正直驚きであり、常識だと思いこんでいた自分がとても恥ずかしくなりました。
 さて、講演内容は核心である子育てのことに進み、授乳の大切さ、味覚の獲得、排泄と時間の関係、言葉は人と人との交流から始まったことなどをお話しして頂き、そして、乳幼児期に子どもとしっかりとした肌と肌のふれあいをすることによって親密な人間関係が築くために必要な“基本的信頼関係”を確立することをユーモアと演技を交え参加して下さった保護者を巻き込み話して下さいました。その中で、ご自分を「大人になり切れない大人」と表現なさっていましたが、僕は「子どものまま」。そんなことも岩倉先生と波長が合う所以なのかと思います。また、講演の中で、かのアインシュタインが登場したのですが、岩倉先生が教えて下さった彼の名言の他に、こんな名言を残していることを知りました。「私が成功した秘訣が一つだけあるとすれば、ずっと子どもの心のままでいたことだ」と…。その他にも彼は「何かを学ぶためには、自分で体験する以上にいい方法はない」「同じことを繰り返しながら、違う結果を望むこと、それを狂気という」と語ったようですが、これは、保育にも通じるものに思えてなりません。そして、僕はアインシュタインの言葉を勝手に解釈し、いつまでも子どものままでいようと決意を新たにしました。
2014年02月13日(木) No.1238 (園長日記)

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