Diary
おおきに!
以前から積極的に僕に話し掛けてくることの多かった4歳児A組のSちゃんですが、節分の日の朝に「ねえ、園長先生、今日“鬼”になって!」と催促してきました。いったい何故僕が選ばれたのだろう?と思ったのですが、子どもたちのリクエストにはできる限り応えてあげたいという思いがあるので子どもたちがランチルームで給食を食べている時間に間に合うように段ボール箱を使って即席の鬼の被り物を作り、Aちゃんの座っているテーブルまで歩いて行きました。すると、へんてこりんな物を被った怪しい人が突然ランチルームに現れたのでそれまで静かに給食を食べていた子どもたちまでが、「あ〜っ!鬼だあ〜」とか「ぜったい園長先生だ〜」と、蜂の巣を突っついたかのように大騒ぎとなりました。Sちゃんは本当に鬼が現れたことに驚き、少々怖がる様子がありましたが、すぐに僕の仕業だと気付きましたが、自分が「作って」と言ったことを忘れたかのように「なんで、こんなの作ったの?」と聞くのです。そこで「だって朝、『作って』って言ったでしょ!?」と聞くと、途端に「じゃあ今日持って帰っていい?」返事が返って来ました。それ以来、節分が過ぎたにも関わらず、何人のかの子どもたちが「園長先生、Sちゃんと同じやつ作って」とリクエストをして来るようになりました。ところが、子どもたちの頭のサイズに合った段ボール箱が底をついてしまったので、すぐにオーダーに応えることが出来ないことが歯がゆいところです。
さて、こんな関わりからか、Sちゃんが「おにのおめんつくってくれてありがとう」いう手紙を書いてきてくれたのですが、古い表現で言えば、何だかSちゃんと交換日記でもしている気分でした。
2014年02月06日(木)
No.1234
(園長日記)
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