Diary

変わりゆく風景


今朝の地元新聞に東北大学が雨宮キャンパス(農学部)を大規模商業施設開発・運営会社に売却するという記事が出ていました。仙台の中心部と言える立地でありながら、緑が残り、ひつじがのんびりと草を食む風景をほとんどの方はご存知ないのかも知れませんが、そんな様子は都会のオアシスと言える気がするのですが、ついに青葉山へ移転してしまいます。僕にとって、勾当台公園やレジャーセンター(現錦町公園)、農学部などは小学生の頃の遊び場であり、仲間たちと野球をしたり、自転車で走り回ったり、スケートボードをした所です。農学部では(今はなくなってしまったかも知れませんが)、何かを研究してたのであろう畑の中央付近にあったコンクリート製のプール(貯水槽)で今や見ることが難しくなった、タガメやゲンゴロウ、水カマキリやマツモムシを捕まえて遊んだものです。ところが、そんな景色・景観が次々と中心部から失われ、随分前から工事が進んでいた仙台駅前の通称X橋も当時の形はなくなり、幼き頃の記憶や思い出が嫌でも林立するマンションやビルへと変えられてしまいます。大人になった今でも(行動や考えは子どものままなので大人になったと言っていいかどうかは怪しいですが)時間があれば時々農学部へ散歩に出かけることがあったのですが、今度行く時はカメラを持って出かけ、記憶だけでなく記録に残しておきたいと思います。ただ、小学生時代なら入っていっても怪しまれなかった畑に入り、虫捕りをしたプールの存在を確認することは今となっては無理でしょうが…。
2014年02月01日(土) No.1228 (園長日記)

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