Diary

責任重大


古く狭い園舎の頃は新しく広い園舎に憧れを抱いていましたが、移転新築し念願かなった環境を与えられると、今度は環境や建物の維持管理、そして、何よりも子どもたちの安全を守るという重大な責任を負っていることを痛感させられます。幸いなことに、昨年末から今に至るまで積雪がないため雪による事故や怪我はありませんが、今朝、4歳児のS君が怪我をしてしまいました。そのため大急ぎで病院に行き診療してもらったのですが、病院という慣れない環境に緊張と不安で一杯のS君を見て申し訳なくて朝から気が滅入ってしまいました。そんな辛い中で一つ安心出来ることは、その病院の先生は以前僕が勤めていた幼稚園にお子さんを預けて下さっていた(要するに保護者だった)という経緯で存じ上げているので信頼があるということです。そんな経緯があるからということではなく、先生はS君が不安がらないように優しく声を掛けながら治療を施しわかりやすく怪我の説明をして下さいました。必要な措置をしてもらったS君は安心したのか疲れたのか、お母さんが駆けつけてくれるのを待つ間に眠ってしまいました。その一方で出勤して直ぐに怪我の知らせを受け、病院に駆けつけることになったお母様の心情を考えると言葉がなく、子どもには怪我は付き物とは思うものの保育所という施設が担っている仕事の責任の重さを痛感させられました。当たり前ですが、起きてしまったこと(時間)を戻すことはできません。これから我々ができること(しなけらばならないこと)はS君の怪我の一日も早い回復を祈ることと、同じような怪我が起こらないように気をつけることとしかありません。そのために、施設長としてもう一度日々の保育を見直したいと思います。
2014年01月24日(金) No.1222 (園長日記)

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