Diary

道具の重要性


どんな仕事でも必ず何かしらの道具が必要です。大工さんであれば、金づち、釘、のこぎり、墨壺、鉋(かんな)、料理人であれば包丁と繊細で確かな味覚。医者ならば、優れた頭脳、診断能力、検査・治療技術、指導力、対人関係の構築力、体力・気力、人間性と謙虚さ!?、保育者であれば、保育の専門性(基本的な知識)や絵本は勿論のこと、子どもと関わる上で失ってはならない子どもと同じような感性、また、様々に変化する遊びから派生するありとあらゆる事物への興味関心(例えば草や虫の名前や特性といったどちらかと言えば道具以外のもの)が多いのかも知れません。
 さて、僕がランチルームの暖炉で焚く薪作りになくてはならない道具といえば、チェーンソーと斧、そして出来上がった薪を運ぶための一輪車でしょうか。ところが、先日、上記の道具の中で一番重要なチェーンソーの調子がわるくなったと思っていたらチェーンが切れてしまったのです。こうなるとチェーンソーを使った仕事ができないので、大急ぎで原因をみてもらうために購入先に連絡を入れ、実物を送って確認してもらったところ、結構なダメージがあったようで、修理費も結構な額になるのだというのです。しかし、道具がなければ仕事にならないので修理依頼をしたのですが、その間、木を切ることができないと薪がなくなってしまいます。そこで、何とも勝手ながら新たなチェーンソーを購入させてもらったのですが、流石に新しいチェーンの切れ味は抜群で、先日まで必死になって切っていた太い丸太がいとも簡単に切れるので仕事が捗るのです。ところが、今日は午前中から来客が多く自分で思い描いていただけの薪を作ることが出来ませんでした。出来ることなら、どか雪が降ることがないのを願い、今後は道具を壊すことがないように作業をしなければ…。
2014年01月23日(木) No.1221 (園長日記)

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