Diary

締めくくり


東日本大震災から2年10ヶ月を迎えた今日、保育園では感染性胃腸炎の蔓延で一旦は中止としたクリスマス親子礼拝をようやく行うことができました。何度も日程変更をすることになってしまったので、皆さんにいらして頂けないのではという不安や心配もあったのですが大勢の保護者の方々にいらして頂くことができたこと、また、紆余曲折あったものの、この日のために準備をしてきた子どもたちと先生たちに心から感謝です。きっと先生たちはクリスマスの行事を終えたことでやっとホッとすることができたことと思います。M組とA組、N組とH組の4・5歳児のペアクラスの子どもたちと担任はページェントをしないまま年度を終えることとなれば間違いなく不完全燃焼のまま一年度を終えることになったことでしょうし、特に苦手なピアノを必死に克服すべく連日遅くまで練習を重ねたM組のM先生、ピアノは得意でも個性豊かなN組の子どもたちをまとめるのに必死だったM先生、そして、今年度で卒園する子どもたちの保護の方々も心残りとなったと思います。そんな意味からも大きなイベントを終えることで両M先生はまた一つ保育者として大きく成長してくれたと思います。このページェントを通して感じたことは、ピアノが苦手なM先生の必死な伴奏に合わせて歌うM組の子どもたちと、M先生の上手ピアノを全くもって無視しお構いなしに歌うN組の子どもたちの姿から同じ5歳児でもクラスの雰囲気(カラー)がまさに正反対、対照的であることです。しかし、どちらのペアクラスのページェントもしっかりとクリスマスのメッセージを伝えてくれました。本当にありがとう!このことは一緒にペアを組んだA組H組の子どもたちに良い影響を与えてくれたことと思いますが、そのことを感じることができるのは来年のクリスマスとなりますが、クリスマス礼拝でのページェントの経験は卒園・進級に向けた三ヶ月弱という締めくくりの時期にとって大きな経験と自信になったことと思います。一方、4・5歳児以外の子どもたち(特に0・1歳児)が先生たちが演じたページェントを来年どれくらい覚えてくれているか分かりませんが、クリスマスの経験をこれからの年度の締めくくりの生活に生かしてくれることを願います。
2014年01月11日(土) No.1212 (園長日記)

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