Diary

保育への思い


昨日・今日の研修の中で大きく印象に残ったのは、講師の柏女霊峰(かしわめれいほう)先生(淑徳大学教授)が語った、僕がいつも思い悩んでいることに対しての答えとも言える以下のような保育への思いです。
 「人間福祉は、社会保障制度改革や新制度の導入だけでは完結しない。それは、舞台づくりにすぎない。問題は、その舞台で展開される子どもと保護者を主役、保育者を俳優として展開される『保育』や『養護』、『療育』という演目が、真に子ども・保護者、保育者等にとって有益であるか否かということである。監督たる園長、助監督たる主任などの腕とミッション、保育者の俳優としての力量が問われるところである。社会保障制度改革に伴う子ども・子育て支援新制度という舞台のうえで、ミッション豊かな舞台監督、助監督のもとで、子どもと保護者を主役として、力豊かな俳優たちが生き生きと演目を繰り広げることができるよう、舞台づくりの現場を注視していかなければならない。」との言葉でした。
 自分が本当に園長として適しているのだろうかと常に自問自答していますが、柏女先生の言葉をお聞きし、園長は子どもとその保護者、そして保育者を輝かすことができる舞台監督でなければならないことを再認識させられ、更に園長としての責任の重さと園長としての保育への思いを再確認させられました。
「保育」とは…。きっと「人づくり」なのでしょう。
 今週末、いよいよクリスマス親子礼拝を行いますが、子どもたちと保育者が輝くことを願い祈ります。もし輝いていなければ、それは監督としての園長の力量の無さが原因ということ。その時は…。
2014年01月09日(木) No.1210 (園長日記)

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