Diary

もったいない


今では、「もったいない」という日本語が世界共通の言葉「MOTTAINAI」として使われる時代にも関わらず、コンビニやファストフード店、あるいは回転寿司など、飲食店ではある一定時間を過ぎてしまった食品は、まだまだ食べられそうなものでも当然のように廃棄処分され、処分された商品は家畜の餌などになるようです。しかし、世界に目を向けると21%の人が1日1ドル未満で暮らしているのです。こんな表現は好ましくないと思いますが、このような現実を見ると家畜の方が贅沢な食事をしているとも言えるのかも知れません。回転寿司などは、自分が食べようとしている寿司が目の前を通っていても、わざわざオーダーするということもあり得ること。そのお陰で廃棄処分になる量が増えることにつながるのだと思います。そして、そもそも、常にお寿司が廻っていなければならないのでしょうか?早い・うまい・安いが売りの回転寿司屋さんが廃棄処分する量を減らせばきっと価格がもっと安くなるはず。そうなれば、寿司が届くまで少々時間がかかってもお客さんは文句を言わないように感じるのは僕だけでしょうか?そして、回転寿司屋がなかった時代は、待つことは当たり前だったはず。今となっては何とも贅沢でもったいない事であり、僕には絶対にできないことですが、寿司をはじめ、鰻やふぐなど美味しい物が大好きだった父は僕が小学校低学年のころから、僕と弟2人を連れて某デパートの寿司屋によく連れて行ってくれて、カウンターで寿司職人が握ってくれる寿司を好きなだけ食べさせてくれました。できることなら、もう一度あの時代に戻り、たらふく寿司をほおばりたいものです。
 さて、タイムリーな「もったいない」といえば、オリンピック招致などに奔走したI東京都知事の辞任ではないでしょうか?知事になる前は様々なテレビ番組にコメンテーターなどとして出演し、歯に衣着せぬ発言をしていたのに、ここ数日のしどろもどろの発言はまるで別人のようで、見ている方が気の毒になってしまうほど…。それにしても、地位と名声を博し、東京にオリンピックを招致したI元知事、今頃「もったいない」と思っているのではないでしょうか?!
2013年12月19日(木) No.1200 (園長日記)

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