Diary
カミナリ様はいずこへ!?
芸術の秋を迎えたころだったでしょうか、0歳児A組の保育室の正面の飾り棚にF-60号(ハガキ60枚分の大きさ)の油絵を飾ったのですが、季節は既に冬。いつまでも皮のパンツ一丁といった原始人(元々は自画像だったのですが)が描かれた絵を飾っておくのも寒そうな印象を受けるだけかと思い、先日片付けたのです。するとどうでしょう、前日まであった絵が無くなったことに多くの子どもが気付いたようで「ねえ、園長先生、どうして園長先生の絵なくなったの?」と聞いてきたのです。ところが、そんな中で、5歳児N組のB君だけはこんな質問をして来ました。「ねえ、園長先生、あのカミナリさまの絵、どうしてなくなったの?」とです。何ともB君らしい表現だと思って笑ったのですが、子どもたちはもちろん多くの保護者の方はあの絵のモデルが僕であることはご存知ないと思いますし、子どもたちにはトラのパンツを履いているような原始人は確かにカミナリ様に見えたのでしょう。子どもたちの多くの声の意味が“片付けないで”なのか、単になくなったことへの“疑問”なのか知る由はありませんが、あの絵を通して何かを少しだけでも感じてくれていれば飾った甲斐があったということでになります。本当であれば絵を片付けたと同時に別な何かを飾らなければならないのですが、まだ手付かずの状態。来週は収穫感謝祭を迎えますが収穫感謝祭を終えるとすぐクリスマスの準備を始めるアドベントを迎えます。ひとまずは油絵を飾る前に置いておいた絵を飾り、その後はクリスマスのディスプレーをしようと思います。それにしてもあっという間に一年が過ぎてしまうことに驚きを覚えます。
2013年11月21日(木)
No.1177
(園長日記)
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