Diary

最終日


今日は3歳児T組の子どもたちをバスに乗せて柴田農林高等学校にいも掘りに出掛けました。先日園庭の畑でいも掘りをしたものの、柴農の畑で収穫してきた子どもたちの様子や収穫量を見て自分たちもバスに乗っていも掘りに行きたいと強く思ったらしく、そんな子どもたちの思いを叶えてあげるべくバスを走らせました。先日行った時に担当のK先生に「いつまでならばいも掘りが出来ますか?」とお聞きしたところ「今月中であれば何とか大丈夫だと思います」とおっしゃっていたのですが、今日、畑でいも掘りを始めると「今日で最後ですから、好きなだけ掘って、必要な分を持って行って(買って)下さい。後は生徒と掘り起こしますので…」というのです。要するにT組の子どもたちが今年最後のいも掘りをさせて頂いたということ。しかも、前回は“紅あずま”という品種だったのですが、今回掘った畝だけは“紅こまち”という品種で紅あずまに比べると細身のおいもで、これなら焼芋をするには火が通りやすくピッタリという印象。ぜひ、食べ比べをしてみなくては。
 ところで、収穫した“いも”を等を軽量する際に使用するのは当然『計り』ですが、畑で使っているのは、子どもたちはもちろん普段の生活では見ることのない『天秤ばかり』。そんな見たこともない計りに興味を持った子どもたちは土で汚れた手を洗った後、計りに群がり何かしているのです。一体何が起こったのかと思いきや、いもの代わりに自分たちが計りに上り、K先生に体重を計測してもらっているのです。K先生は天秤計りでは計ることの出来ない子どもたちの計り知れない興味や反応に困惑を隠せない様子でしたが、ほとんどがデジタル化している現代において、錘(おもり)を付け換え重さを計るという計りを見ることは子どもたちにとって良い経験になったことでしょう。それにしても、3歳児の子どもたちに関わってくれた生徒さんたち、一見、いまどきの学生と思えた生徒もいたのですが、そんな中に「こどもたち、“まじ”かわいいっすね!うちにも3歳の弟がいるんです」という男子学生がいました。そんな生徒に出会い、時代や見た目が変わっても全てが変わるわけではないことを実際に感じることができて嬉しく思いました。こんな学生と保育現場で一緒に働けたならば素晴らしいことだと思いますし、何より保育園での野菜作りの際には凄い戦力になること間違いなしでしょう!?叶わないことだと思いますが、彼等が保育現場で働いてくれるということに淡い期待をもち続けてみようかな…。
2013年11月19日(火) No.1175 (園長日記)

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