Diary

予想通り


昨日いも掘りに行ってきた子どもたちは自分たちが収穫してきたさつまいもを1kgづつ持ち帰ることにしたのですが、ただ自分の持ち帰りたいいもを選ぶだけでなく、今年は子どもたちとはかりを使って1kgを計り持ち帰ることを先生たちに提案していたのですが、そんな提案を聞き入れてくれた先生たちは早速園庭に産直販売所を開設し5歳児クラスの子どもたちが中心となり1kgを越えていないか、足りなくないかを確認しながら自分で選んだいもを持ち帰りました。中には大きいいもを選ぶ子どももいたようですが、大き目のいも二個と中くらいのいも数個が同じ重さであることに気付き選び直して再度計測し袋に入れる姿があったようです。教育とは「1+1=2」とかひらがなや漢字を覚えることといったことを想像してしまいがちかと思いますが、大人が一方的に教え込むということだけでなく、子どもたち何気なく遊んでいるような中、保育所の生活の中に実に大切な教育的な場面があるのです。上記のいもの重さを計ることもその一つといえるのですが、幼稚園や保育園での教育(学び)とは子ども自身が興味をもって取り組むことにあり、1kgという重さはいもの場合大きいいもだと1個のこともあり、中くらいであれば数個のこともあるという具合に身をもって覚えていくことであり、そのことがしっかりとした知識として蓄積されて自分のものとなっていくのです。そんな真の教育を貫いていければと思います。
 さて、今日から11月。昨日まではハロウィーンムード一色だった仙台駅前は、一夜明けただけで早くも大きなクリスマスツリーが飾られクリスマスムードに一新されていました(゚o゚)。まだまだ先のことなのに日本では街中がこんな雰囲気になるのですが、そうなるとどことなくせわしなくなり年末が近付いていることを嫌でも実感させられます。しかし、そんな商魂に踊らされることなく、今やらなければならないこと、今しかできないことを見極めていきたいと思います。
2013年11月01日(金) No.1164 (園長日記)

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