保育日記

一足早く

今月末31日に柴田農林高等学校の畑での芋掘りを予定していますが、31日に芋掘りに出掛けないクラスの子どもたちが、園庭の畑で一足早く芋掘りを行いました。土の中で育っている根菜は掘ってみなければその生長の様子は窺い知ることはできません。今年の夏はとても暑かったものの雨も多かった時期があったため生長が心配でしたが、子どもたちがスコップやシャベルを手に掘り始めると想像以上のさつまいもが姿を現し大喜び！こうなると、次々に収穫したいという感情が湧きあがってくるのは当然のこと。終いには道具を使うよりも自分の手で掘った方が早いことに気付いた子どもの中には、モグラにでもなったかのように土を掘り始める姿もあり、みんなが掘った収穫量は16.5㎏！！あの狭く栄養も十分とは思えないであろう畑でこれだけの収穫があったことに驚きと喜びを覚えた一方、こんなに収穫があるのであればもっと広い畑にすべきだったと反省させられました。それにしても、大人の親指程度のさつまいもを掘っただけでも嬉しくて「えんちょうちぇんちぇい、おいも！」と言いながら収穫したさつまいも（根っこ!?）を見せてくれた1歳児の姿には頬が緩みました。明後日は今日いも掘りをしなかったクラスの子どもたち（春に柴農の畑で苗を植えたクラス）がバスで広い畑に出掛けてのいも掘りとなります。町内にそのような環境があることも素晴らしいことで、収穫量が楽しみですが、日々過ごしている保育園の園庭（環境）でいも掘りができるということはとても贅沢なことであることを再確認しました。収穫後の畑には冬野菜が植えられることと思います。少々時期が遅い気がしないこともないのですが、寒い冬にも育つ野菜があることを子どもたちに気付いてもらえることを期待しようと思います。

2013年10月29日（火） No.1161 (園長日記)

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