Diary

(^_-) ホッ!


今日は福島市で開催された、北海道・東北ブロック保育協議会 保育所トップセミナーに出席してきました。内容は全国保育協議会佐藤秀樹副会長による基調報告「子ども・子育て支援制度と国の動向について」、また、福島大学大宮勇雄教授の「子どもの心が見えてきた」というテーマでの講演と福島学院大学講師による講演でした。佐藤先生の国の動向はこれまで何度となくお聞きしていますし先日の名古屋での研修会では厚労省の担当課長から同様の話をお聞きしましたが、その度に日々実際に子どもたちと関わっている保育者たちが理解できないような法律や制度が保育の現場(実態)を知らない名門大学出身であろうお勉強のできる官僚によって決められつつあることに疑問を覚えるばかりです。しかし、その原因は、疑問を感じつつも、そのことに対して何も訴えない保育現場の優しい?我々にあるのでしょうが、訴えても何も変わることはないのでしょうが…。
 さて、今日僕が一番楽しみにしていたのは、大宮先生の講演でした。これまで二度講演をお聞きし、著書も読んで感じたことは、先生の保育観に感銘や共感する部分が多かったこと。そして、今日の講演も期待を裏切ることなく、子どもの学び(育ち)とは、遊びや生活の中で自分でやりたいという意欲があってこそ培われるということであり、大人にさせられて覚えることでも、ましてやテストで計れることでもないことを再確認することができホッとしました。このような研修(講演)にこそ、長年保育を続けてきて自分なりの保育観が固まってしまった先生と、まだまだしっかりとした保育観が確立していない頭の柔らかい若い先生に参加てもらいたいと思いました。何故なら保育も時代の流れによって変化していくものであり、変えなければならない“新”と日本の保育の礎を築いた倉橋惣三先生が語った変えてはならない真実である“真”を感じることができるからに他ならないからです。本来それを僕がしっかり語れるようにならなければいけないのですが。
2013年10月25日(金) No.1159 (園長日記)

No. PASS