Diary

こたえ


先週の日記に5歳児M組のYちゃんの夢が“保育園の先生”であることを書きましたが、どうやらYちゃんのお母様はその日記をご覧になって下さっていたらしく、Yちゃんが今日降園する時、職員室の僕に向って「ねえ園長先生、この前、園長日記に『Yが保育園の先生になりたい』って言ったこと書いたでしょ!?ママに見せてもったよ!」と話し掛けてくれました。そこで「そうだよ!でも、どうして保育園の先生になりたいか聞くの忘れちゃったんだ、どうして保育園の先生になりたいのかな?保育園楽しいから?」と聞くと「うん!」との返事、そこで「じゃあ、どんな先生になりたいの?」と聞いてみると「M先生」と担任の先生の名前がこたえ(返事)として返ってきました。そのこたえを聞き、「そのことM先生に話した?」「ううん!」「M先生そのこと聞いたら喜ぶと思うからお話ししなきゃ」「うん、じゃあ明日お話しする」という会話が続いたのですが、Yちゃんは終始ニコニコ。もちろんYちゃんから「M先生」という返事が返ってくることは予想していたのですが、このような返事が返ってくるということは、YちゃんとM先生との間にしっかりとした信頼関係が確立していなければなりません。また、このような返事はYちゃんとM先生との間にだけでなく、どのクラスでも確立していなければなりません。どんなに叱られても子どもたちは担任の先生が大好きだと思いますし、反対に担任の先生は自分のクラスの子どもが好きでなければならないと思います。気が付けば、Yちゃんを含め5歳児の子どもたちがそんな大好きな先生と過ごせる時間が日々少なくなっています。お互いが思い残すことのない毎日を過ごしてくれることを願うばかりです。
2013年10月21日(月) No.1154 (園長日記)

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