Diary

ご注意ください


新聞やニュースでご存知かと思いますが、過去10年間で最大級の台風26号が関東から東北へと接近しています。僕が電車で帰宅する時には、明日は台風の影響を考え午後3時まで列車を運休することが電光掲示板で既に知らされていました。また、夕刊の紙面には、不要な外出をしないことや太平洋沿岸では雨量が数十年に1度レベルの「特別警報」に相当する恐れがあること、風雨が強まる前の早めの準備と避難行動を心掛けてほしいと伝えていました。そのため、大学をはじめ、多くの学校や幼稚園などは休校や休園の判断をしています。ところが、0歳児の子どもからお預りしている保育所の場合、よほどのことがない限り園を休むことは出来ません。それは、今回のような台風に限ったことだけでなく、これから寒くなってくると毎年流行するインフルエンザなどの感染症でも同様で、幼稚園や小・中学校などでは学級閉鎖という措置をとることが出来ても、0歳児がいる保育所の場合は…。そんなところに矛盾を感じるのは僕だけでしょうか?もちろん、就労なさっている保護者のことを考えれば如何なる場合でも子どもたちをお預りすることが使命だとは思いますが、乳児をもお預りしているという保育所の特性を考えれば、保育所こそ休園や学級閉鎖という措置をとることも必要な気がしてなりません。何はともあれ、明日も普段通り子どもたちをお預りしますのでご安心下さい。ただ、電車が午後まで運休が決まってますので、職員がしっかり出勤できるかどうかがとても心配ですが…。
 さて、いつもの如く話は一転しますが、人気アニメ「アンパンマン」の生みの親であり漫画家で絵本作家のやなせたかしさんが13日、心不全のため94歳で亡くなったというニュースを知り、驚いたりガッカリしたりしている方が沢山おられることでしょう。今後、新たなキャラクターが生まれ出されないことは、きっと子どもたちにとっても残念なことになることと思います。高知県はやなせさんの出身地ということもあり、高知市ではアンパンマンの路面電車が走っていたり、県の職員の名刺にもアンパンマンや、やなせさんのデザインした地域のキャラクターが描かれていたりするのです。それもこれからは新たなものは生まれないということになるわけです。僕自身、アンパンマンに興味があるわけでもなく、キャラクターも数種類しか分かりません。しかし、こんなに子どもたちが愛したキャラクターを生み出されたやなせさんに敬意を表すとともに、ご冥福をお祈りします。
2013年10月15日(火) No.1149 (園長日記)

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