Diary

感動をありがとう!?


お天気が心配だった“親子で遊ぼう会”でしたが、お日様が顔を出すことは無かったものの、曇り空の下、何とか全てのプログラムを予定通り外で行うことができました。今年は園庭を駐車場として開放したため隣接するグランドをお借りしての開催にしましたが、子どもたちは場に慣れるため、今日まで何度となくグランドに足を運び遊ぶ経験をしていたこともあり、自分たちの園庭で過ごしているかのような振る舞いで遊んでいたような気がしたり、190名の子どもたちとその保護者の方々をお迎えするにはピッタリの場所だったと思えたのは僕だけだったでしょうか!?正直、0歳児から5歳児までの子どもたち約200名が一堂に会してこの行事行うことに毎年難しさを感じていますが、二度に分けることや止めてしてしまうのも簡単なことではありません。進行方法やプログラムの順番等を再考しながら無理のないプログラムにして行ければと思います。
 さて、今日のプログラムそれぞれに期待をしていましたが、その中で一番楽しみにしていたのが何と言っても5歳児クラスのリレー対決でした。これまで園庭で遊んでいる様子を見ていた限りではM組が勝つ様子が多かったような気がするのです。そのたびN組の子どもたちがとても悔しがり、H君などは持っていた服や帽子を地面に投げつける姿があったのです。数日前そんなH君の園での様子をお母様にお伝えしたところ、保育園から帰った後、リレーに勝ちたいが故に走る練習をしているとお聞きしたこともあり、今日ぐらいはN組に勝たせてあげてもいいのかなあ!?と心の中で思っていたのです。そんなH君の思いや願いや成果が出たのか、結果はN組の勝利!!!N組のアンカーがゴールテープを最初に切った時、H君が大喜びしてアンカーに抱きつく姿が印象に残りました。リレーの進行をした主任のT先生が僕には絶対真似できないT先生ならではのイントネーションで実況中継をし、遂にはこんな子どもたちの姿に酔ったのか、勝敗を発表したあと、不思議な間をとり絶妙なタイミングで「感動をありがとう」と叫んだのです。随分前になりますが、某総理大臣が大相撲の優勝賜杯を贈呈をする際「感動した」と絶叫しましたが、そのシーンを彷彿とさせる締めの一言に先生たちからは涙ではなく笑いが溢れました。何はともあれ、子どもたちを成長をさせて下さった神様とその成長を感じさせてくれた先生たち、そして子どもたちと同じくらい楽しんで下さった家族の皆様に感謝致します。来週以降も子どもたちの更なる成長のお手伝いをさせていただきたいと思います。どうぞ宜しくお願い致します。
2013年10月05日(土) No.1141 (園長日記)

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