Diary

園長にできること


プロ野球も優勝が決まり、その他のチームの順位が確定するこの時期になると、選手の引退や監督の交代といった話題がでてきます。野球に限らずサッカーやバレーボール、相撲界などスポーツ界においては、実際にプレー経験がある方が監督や親方になることが当たり前です。しかし、名プレーヤーが名監督や名親方になるとは限りません。一方、保育界においては保育者として現場経験がなくとも園長や所長として素晴らしい働きをなさっている先生が大勢いらっしゃいます。僕はといえば、名保育者どころか、迷保育者にもなれなかったのに現在は園長いう立場で仕事をさせて頂いています。そんな中で、園長だからやらなければならないこと、また園長だからこそできることがあることを痛感させられます。例えば、クラス担任とは違う時間の流れのなかで仕事をすることができるため、ふらっと職員室にやってきてお気に入りのおもちゃで遊んだり、いけないことをして先生に叱られてしまったことに対し反省したものの素直に謝ることができず、助けを求めるような眼差しで僕の所にやって来るこどもがいたり…。そんな時こそ、園長だからこそ担任と違った関わりをしなければなりません。おじいちゃん・おばあちゃんにならなければその気持ちや感情は理解できない部分はあるのでしょうが、園長とはある意味おじいちゃん・おばあちゃんのような関わりをしてあげるような立場なのでしょう。そして、保育者の立場から考えれば、日々の保育の大変さを理解してあげながら、園長だからといって上から目線で指示をするのではなく、先生たちの仕事軽減の一助となれる一人でありたいと思っています。明日はいよいよ「親子で遊ぼう会」です。子どもたちへのプレゼントを手作りするようになって早7年目、今年も何とか全園児分のプレゼントを完成させることができました。これも園長のできることの一つとして、できる限り続けてあげなければ…。
2013年10月04日(金) No.1140 (園長日記)

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