Diary

選択


10月に入り制服のある学校などは今日から冬服へと衣替えとなります。また、宮城県内のほとんどの幼稚園では来年度の園児募集のための願書交付が開始となります。町内に幼稚園が一箇所しかない大河原では考えられないことかと思いますが、今朝我が家に届いた新聞には5つもの幼稚園の募集広告が折り込まれていまれていました(これでも以前より少なくなりました)。しかも、あんなに遠いところからこんなところまで送迎バスが来るということは子どもたちは一体どれだけの時間バスに乗っているのだろう?と思うような地域の幼稚園の広告も届くのです。
 日本では年々出生率が下がると共に働く女性が増え、保育所の需要が高まり、多くの幼稚園で園児減少が顕著になってしまっています。そのため、園の存続・生き残り、子どもの確保(表現は適切ではないかも知れませんが)に必死なのが現実です。広告という限られた紙面のなかで如何に自分たちの幼稚園の良さをアピールするか、11月1日の願書受付まで何度か開かれる説明会でそれぞれの園の特徴や保育で大切にしていることを伝えることが問われる(求められる)ため先生達も大変なのです。なぜなら、その結果が「選択されるか・されないか」「淘汰するか・されるか」につながるといっても過言ではない部分があるからです。そしてこれは幼稚園に限ったことではなく、いずれ保育所(園)にも同じことが訪れるのは明らかなことでしょう。いくら園舎が綺麗で園庭が広くても保育に携わる職員の資質や保育内容によっては選択されないこともあり得ること。そうなって慌てることのないように、今一度自分たちの保育をしっかりと見つめ、子どもたちの最善の利益のため改善しなければならない部分はしっかりと改善したいと思います。そして「選択」違いですが、時には疲れ切った心の「洗濯」も…。
2013年10月01日(火) No.1136 (園長日記)

No. PASS