Diary

悔しさと悲しみ


トルコ中部の観光地カッパドキアで新潟大4年の女子学生2人が刺されて死傷した事件で、殺害された名取市出身の栗原舞さん(22)の葬儀が16日仙台市内で営まれたというニュースをご覧になり喪主を務めた父親の「明るく優しく、保育園の頃から習っていたピアノが大好きだった舞。来年羽ばたく社会への夢を膨らませながら、学生生活最後の年を謳歌していた舞。通っていた大学がある新潟へ家族皆で旅行がてら会いに行けば、互いに話したいことも一緒にしたいこともめじろ押しで、にぎやかな時間はあっという間に過ぎていったものです。妹2人と顔を合わせれば、年頃の娘たちらしく一斉におしゃべりが始まり「誰の話を聞いたらいいんだ」と苦笑いすることもしばしば。楽しかった出来事や生き生きとしていた舞の姿ばかりが思い出され、永い別れが訪れたという実感が湧きません。わが家に生まれてきてくれた遠い日と同じように、舞の面影を強く強く抱きしめて、今はその在りし日を心ゆくまでしのびたいと思います。長女 栗原舞は平成25年9月9日、22歳でトルコの地にて私たちを照らす星明かりの一つになりました。共に学び、共に笑い、舞と素晴らしい時間を分かち合ってくださった全ての皆さまへ、家族一同深く感謝申し上げます。」という挨拶に涙した方も多いのではないでしょうか。
 22歳という若さで人生にピリオドを打たなければならなかった悔しさ、そして、愛する娘を突然失った(しかも海外で)家族の悲しみを考えると言葉がありません。どんな人間でも楽しいことばかりがあるわけではなく、辛く悲しいことはあることは理解できます。しかしこのような事件はあまりにも酷すぎます。お亡くなりになった舞さんの御霊の平安とご家族の上に神様の慰めがあることを祈ります。
2013年09月17日(火) No.1125 (園長日記)

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