Diary

30


『30』という数字を見て何を思い浮かべますか?年齢、体重、今月の月数etc様々なことが思い浮かぶことでしょう。しかし、中にはあの日からの月数を思い浮かべる方もいらっしゃるのでは…。あの日とはもちろん、忘れもしない、忘れることなどできない“東日本大震災”からの月数です。新聞やテレビでは2年半(2年6ヶ月)という表現はされますが、ほとんどの場合30ヶ月という表現はされません。“2年6ヶ月”と“30ヶ月”は同じ歳月ですが表現を変えるだけで時間の長さや重みに違いを感じるのは僕だけでしょうか。あの地震・津波で被害を受け多くの命が失われ未だに悲しみの中に生活している方や、原発事故による放射線被害を受け、家があるにもかかわらず帰宅することすらできない方々を思うとこの30ヶ月という時間は長いのか短いのか…。報道では30ヶ月だとか2年6ヶ月という表現をしますが、実際に被災して本当に悲しい思いをしている方々は30ヶ月だとか2年6ヶ月だといったことで区切って表現することはないのかと思います。一日一日の積み重ねの結果としての“30ヶ月”この数字はこれからも増え続けますが減ることはありません。今日は午前中仙台で仕事を一件済ませて出勤しましたが、その際、この30という数字について考え、祈ることをしました。今日も多くの方が被災者のために祈りを捧げていることでしょう。あの日を忘れることなく…。
 さて、こんな真面目なことを書いた後に書く内容ではないのですが仙台での仕事を済ませ保育園に出勤しようと思い大急ぎで仙台駅へ向かったのものの大河原方面の電車がしばらくない!それこそ30分以上です。それなのに、その電車から僅か10分後に大河原方面に向かう快速電車がある…。この矛盾には辟易。東京では時刻表など見ないで電車に乗ることができます。ホームでの待ち時間が30分以上。この時間があれば既に大河原に到着していたのに!ガッカリです。JR東日本さん、次のダイヤ改正の際はご一考を。
2013年09月11日(水) No.1121 (園長日記)

No. PASS