Diary
傾向と対策
防災の日の昨日、全国各地で防災訓練が行われました。当然のことながら関東大震災の記憶などあるはずはないのですが、東日本大震災を思い浮かべ90年前の出来事を想像してみると、今とは物的に比較にならない時代の中で人々が生きるために必死になっていたことが痛いように伝わってきます。2年半前の大地震以来、地震や津波について専門家による様々なデータ研究がなされていますが、群馬大学の片田敏孝先生はその著において「想定にとらわれるな」ハザードマップを信じてはいけない。ハザードマップは、過去の津波被害のデータなどをもとに、津波でどこまで浸水するか、どの程度の深さかになるかなどを想定して地図にしたものにすぎません。と語っています。要するに、ハザードマップは、人間が勝手に津波の大きさを想定しているということで、津波がハザードマップ通りに来るかといえばそんなことはないということです。しかし、我々は地震・津波に限らず、最近各地で起こっているゲリラ豪雨などに対しても傾向と対策を持っておかなければなりません。保育園では毎月必ず避難訓練を行っていますが、形骸化してしまっているようなことは否めず、いざというときに役立つ訓練にしなければと思います。
さて、話は一転しますが、東北電力は9月から電気料金の値上げをしました。一般家庭はもちろん、保育園生活においても電気を使わずに過ごすことは、不可能である以上、無駄な費用を使わないためには、いかに節電するかを考えなければなりません。幸い湿度が下がり、日中過ごしやすくなってきたので、暖房を使うようになるまでは、エアコンの使用頻度が減るとは思いますが、日が短くなってきたのでこれまでより早く電気を点けなければならなくなります。そんなことからも節電のための傾向と対策をしっかりしたいと思います。
2013年09月02日(月)
No.1112
(園長日記)
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