Diary

今ですか?!


今朝の宮城県の地元新聞に東北電力が25日、東日本大震災による停電が続いていた宮城県石巻市長面、尾崎両地区の復旧工事を終え、約2年5カ月ぶりに地区内の13戸に送電を開始したことを伝えています。これで、東京電力福島第一原発事故の影響で立ち入りが制限されている福島県内の一部地域を除き、震災による東北電管内の停電は解消されたこととなるとのことですが、あの地震・津波から約2年半も時間が過ぎていたのに、未だ通電していない地域があったことに「今ですか?」と驚きを覚えるだけでなく、自分たちは電気の恩恵を受けて不自由なく過ごしていたことに申し訳ない気持ちが湧いてきました。また、東京電力福島第一原発から20キロ圏内の畜産農家が「牛を生かし続け、原発事故の恐ろしさを何とか語り継ぎたい」との思いから、原発の事故で被ばくした牛を殺処分せず飼い続けていたこと、そして、その畜産農家が、餌不足に悩んでいることにも考えさせられることがたくさんありました。
 今年の「流行語大賞」の候補に間違いなくノミネートされるであろう、某予備校講師の「いつやるの?今でしょ!」という言葉、最近は飽きられてしまったのか誰も使っていないような気がしますが、東電の震災後の原発対応については「いつやるの?今でしょ!」ではなく「今ですか?(今頃ですか?)」そう言いたくなることばかり。今後の対応如何で外あそびや水遊びができなくなったり、美味しい魚が食べられなくなったりする地域が広がることのないような最善の対応を願うばかりです。
2013年08月26日(月) No.1104 (園長日記)

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