Diary

涙と感謝


M組N組の両M先生が、あんなに時間を掛けて準備をしてきた“お泊まり保育”でしたが、あっという間に二日目の朝を迎え、全員が無事お家の方の元へと帰って行く事ができました。昨晩、みんなと一緒に保育園に泊まるのは楽しいけれど、やっぱりお家が恋しくて涙を流した子どもたちも、夜中に寝ぼけて「○…△!×?※♯$」と話していた子どもたちも、目を覚ませばみんな充実した笑顔を見せてくれました。ビュッフェスタイル(バイキング)の朝食を食べている時の表情からは満足感・充実感すら漂っていました。もしかすると(実をいえば)我慢に我慢を重ねての“お泊まり保育”だった子どももいたかもしれません。できることなら、そんな子どもたちがこぼした涙が、喜びの涙となってくれていることを願います。また、子どもたちが無事過ごしているか心配で、なかなか眠れなかったり、いつもより早く目覚めてしまったお家の方々が我が子の成長を感じ、嬉し涙を流してくれれば幸いです。二人のM先生たちは僕の前で涙を流すことはありませんでしたが、一つの行事を経験し、子どもたちがまた成長したこと、そして自分たちのやりたかったことを成し遂げ歓喜の涙を流してくれていることを祈ります。
 さて、毎年の事ながらこの行事を行うには多くの職員のサポートがなければなりません。今年は2歳児クラスのN先生と0歳児クラスのH先生がクラスを抜け、二日間5歳児の子どもたちと過ごしてくれました。そして抜けた二人のサポートにT先生とY先生が入ってくれました。その一方で僕は…。今年は特に様々なことが重なり何一つまともなサポートをしてあげられなかったことに自己嫌悪であり、先生たちにただただ感謝するばかりです。
最後に、お泊まりの準備をして下さった5歳児クラスの保護者の皆さん、そして、本日土曜日の家庭保育にご協力下さった保護者の皆様に感謝いたします。来年の今頃は現在の4歳児がお泊まりをすることとなるのでしょう。「5歳児が豊かであれば4歳児の遊びが豊かになる」とは昨日も書きました河邉貴子先生の言葉です。では、5歳児はどうすれば豊かになるのか…。それは、本物に出会わせる事。とうことは、間違いなく4・5歳児ともに豊かに育っていることを信じて疑いません。
2013年08月03日(土) No.1086 (園長日記)

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