Diary

昔の名前ででています!?


今朝のことです。いつものように玄関先や正門辺りの掃除をしていると、4歳児A組のY君、3歳児T組のTちゃんのお母さんが慌てた様子で車から降りて来ました。考えてみれば兄妹2人はお母さんより早くにお父さんと登園しているので、間違いなく忘れ物を届けてくださったのだと思い「忘れ物ですか?もしよかったらお預かりしますよ!」とお声掛けしたところ「そうなんです!良いんですか?」と言ってTちゃんの上靴を出されました。「いいですよ!お届けしておきます」とお預かりし、一旦掃除の手を休め、早速Tちゃんのいる二階の保育室へ向かいました。すると、Tちゃんを含め、子どもたちは朝番担当のM先生と一緒にテーブルを囲み楽しそうに折り紙で手裏剣を作ってもらっていました。そんなTちゃんに「はい!ママが上靴届けて下さったよ」と手渡すと嬉しそうに上靴を履き、また手裏剣作りに取り組んでいました。ところが、そんな子どもたちの中の一人、5歳児N組のY君が突然「僕、園長先生の本当の名前知ってるよ!」と言うのです。この一言に子どもたちとM先生の手が止まり、Y君と僕とに視線が集中したのです。そこで「えっ、何ていう名前か教えて?」と聞いてみると直ぐさま「“た○し”でしょ」と僕の本名が返ってきました。この返事にM先生はうつむいて笑うのを必死に堪えながら手裏剣作りを続けているのです。もしかすると、Y君はこれまで僕の名前を“園長”だと思っていた可能性が…。子どもたちは日々、担任を含めた先生達をファーストネームで呼んでいるのですから、園長の本当の名前を知ったということは一大事なのかも知れません。(どうやらY君だけでなく、お隣のM組のT君も玄関先に貼ってある職員の写真を見て僕の名前を覚えたようです)そして、♪「京都にいるときゃ 忍と呼ばれたの 神戸じゃ渚と名乗ったの〜」の歌詞で有名な、某日活のスターが歌った曲のように僕の名前が土地土地で変わることなどあるはずもなく、ましてや名前を隠しているわけでもないのですが、来週も「“た○し”」とは呼ばれることはないでしょう。
 ただし、札幌で言えば“す○き○”仙台で言えば“国○町”福岡で言えば“天○や中○”といった歓○街では誰もが“先生”や“社長”になり、恐ろしいことに、C先生やT先生であっても“お姉さん”か“お嬢さん”で通用するのですから場所によっては名前はあってないものということなのでしょう!?(゚〇゚;)
2013年05月02日(木) No.1000 (園長日記)

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