Diary

園長先生って何歳!?


今週に入り、5歳児の子どもたちが「園長先生、今日一緒に給食食べよう」と誘ってくれます。今朝も園庭で線量を計測しているときにN組の二人のHちゃんが「園長先生、今日は誰と一緒に給食食べるの?」と訪ねてきたので「えっ、誰とも約束してないけど…!?」と返事をしたところ、「じゃあ、今日はHの隣で食べて」と言ってくれたのです。そこで給食の時間にランチルームに行き一緒に給食を食べることに…。今日のメニューはクリームシチューとパンだったのですが、その食べ方がみんなバラバラ。多くの子どもたちは丁度いい大きさにちぎったパンをシチューに上手に付けて食べているのですが、中には小さくちぎったパンを全て器に入れ水分がなくなるまでシチューを浸し染み込ませたパンを食べる、そうかと思うとパンを広げ、そこにおもむろにシチューを載せ、こぼさないように折り畳んでサンドイッチのようにして食べるなどなど、目の前で信じられない光景が繰り広げられるのです。食事のマナーから言えば禁じ手・タブーも多いのですが、子どもたちが美味しそうに食べる姿を見ていると、マナーのことばかり言って美味しく楽しいはずの食事が、つまらなく不味いものとなるのでは本末転倒と言えなくもありません。マナーを守もりながら美味しく食べることは大切ですが、それを実現させることの難しさを再認識しました。
 ところで、こんな風にランチルームで子どもたちと食事をしていると、他のクラスの子どもたちまでも珍客が登場したことで騒ぎ始め「えんちょうせんせい、今日はどうしてここで食べているの?」と話し掛けてきたり、食事を終え片付けを済ませた子どもたちが背中に抱きついきたりするのです。昨日などは、まるでサル山のサルがグルーミングでもしているかのように僕の髪の毛を勝手にもじゃもじゃにかき乱し「あれ、園長先生には白髪がない!」「えっ〜!?本当?うちのママはあるよ」とか「○○君のお父さんはあったよ!この前、お迎えの時に見たもん」と僕の白髪を探しながら、白髪の有無で話が盛り上がっているのです。終いには「園長先生って何歳なの!?」と聞いてくる輩も…。しかし、僕は髪を染めているわけでも、進化し続けているであろう便利な代物で頭頂を偽装しているわけでもないので、もし同年代の方々よりも若く見られているのであれば、間違いなく子どもたちから日々もらっているパワーと、大人になりきれていない精神年齢の低さが原因なのでしょう!ところで、僕は皆さんに何歳だと思われているのやら「(゚ペ)?
 そうそう、今日の陽気に誘われたのか、午前中から5歳児N組の子ども達の水遊びが外遊び用の遊具を洗う、水遊びへと発展し、洗ったお皿やじょうろ、カップなどが日干しをするかのように園庭に綺麗に並べられていました。こんな作業が子どもたちにとっての保育園とのお別れの儀式、気持ちの切り替えのように見えてなりませんでした。ただ、綺麗になった遊具は間違いなく数日後には汚れてしまうのでしょうが…。
2013年03月28日(木) No.974 (園長日記)

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