Diary

感謝と限界


誰でも自分の言動に自信のある人はそういるはずはありません。僕も日々これでいいのだろうかと悩み考えながら過ごしていますが、そんな時、誰かに認められたり、共感されたり、慰められたりすると、ホッとしたり嬉しかったりするものです。ここ数日、卒園に関することを日記に書かせて頂いていますが、昨日は5歳児M組のTちゃんのお母さんが保育園への感謝の言葉を連絡帳に書いて下さっていました。そして今日はN組のH君のお母さんがお手紙をしたためて下さいました。その連絡帳とお手紙を読ませて頂くと、少なくとも二人の保護者の方が第一光の子保育園の保育観を受け容れて下さっていた・理解して下さっていたことが文面から読み取ることができて、「本当に良かった」と心から思いました。園長という立場上、保護者の方々は「園長先生、ありがとうございました」と言ってくださいますが、そんなことを言って頂けたり、連絡帳やお手紙をいただけるのは、子どもたちと一緒に過ごしてくれていた(くれている)先生たちがしっかりとした保育をしていてくれたからに他なりません。今年度残り数日ですが、子どもたち保護者の方々、そして先生たちに感謝して締めくくりたいと思います。
 ところで、話は変わりますが、「限界」と聞くとどんなことを想像するでしょうか?お腹が一杯でもう何も食べたくない時、眠くて眠くて起きていられない時、堪忍袋の緒が切れそうな時…etc。しかし、お腹が一杯だったならば食べなければ良い。眠い時は眠れば良い。ところが、堪忍袋の緒が切れそうな時はそう簡単に限界を迎えるわけにはいかず、爆発しそうな感情をグッと堪えることが求められます。その反面、感情を堪えてばかりいると精神衛生上良くありません。限界とは人それぞれ違い、しかもその時の感情によって違って来ます。しかし、何事においてもできるだけ限界を高く掲げ、穏やかでありたいものです。それがダメな時は、「王様の耳はロバの耳」のお話しのようにどこかに穴を掘って大声で叫びに行きたいと思います。もちろん、嘆きではなく、嬉しさの限界が越え、大声で「ありがとう!」と叫びに…。
2013年03月26日(火) No.972 (園長日記)

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