Diary
(;へ:)ショック
毎年、この季節は進級の喜びだけでなく、別れの季節となり何とも寂しい辛い時期であると言えます。先週卒園式を終え、53名の子どもたちを送りだしたばかりなのに(今日も登園していた子どもたちもいましたが)、今日は卒園や進級のお祝い会を行い、第一光の子劇団員による「ブレーメンの音楽隊」のオペレッタを見せてもらうなど楽しく過ごした後、今年度で保育園を退職する職員を子どもたちに紹介することとなりました。それぞれ様々な理由で保育園を退職するのですが、子どもたちは“さようなら”をする職員の名前を聞く度に「え〜っ!」とか「○○せんせいも〜!?」とか悲鳴に近いような反応が返って来て、僕自身とても胸が打たれました。中でも、4歳児H組のH先生が実家のA県に帰るために“さようなら”するということを聞いたNちゃんはショックだったようで涙を流して号泣しているのです。そんなNちゃんの姿に座っていたクラスメイトのRちゃんやH君は必死にNちゃんの頭を撫でてなだめてあげているのです。そんな子どもたちの姿を見てグッと来るものがありましたが、Nちゃんの姿や慰めてあげる子どもたちの姿を見たH先生自身も間違いなく必死に涙を堪えていたように感じました。
園長としては、毎年、誰も退職することなく翌年度も一緒に仕事ができることが願いであり、理想ではありますが、雇用契約上のことや物理的に通勤が無理になるなど様々な理由で毎年お別れしなければならない職員がいるものです。ただ、人生は自分で築く(切り開く)ものであり、一人ひとり違って当たり前ですので、退職する職員のこれからの人生が前途有望であるように願い祈りたいと思います。そして、何より、担任の先生が退職するクラスについては子どもたちが不安になることが無いように、そして、これまでの発達の連続性が途切れることのないように保育をしたいと思います。
2013年03月25日(月)
No.970
(園長日記)
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