Diary

涙から喜びへ!


「涙」は、感情の高ぶった際にも多量に分泌されるもので、悲しいとき、嬉しいときに流れることが多いのですが、痛みを感じたとき、吐き気がするとき、大笑いしすぎるときや、あくびをしたときに流れることもあります。そして、この季節は、スギ花粉症に悩まされ、目のかゆみで涙を流す方も多いのではないでしょうか?何を隠そう僕もその一人であり、薬が切れ始める夕方から夜にかけて無性に目がかゆくなり、酷いときには涙が流れます。
 さて、僕のそんな涙とは違い、5歳児の二人の担任は卒園式の練習の度に涙を潤ませています。こんな調子では当日は涙が潤むどころか、間違いなく涙が溢れ出るのでしょうから、いったいどうなるのかとても心配です。何故なら、例年、そんな先生たちの涙が保護者や職員に感染し、もらいなきする方々が続出するのですから…。そして、僕も年齢を重ねたせいか、年々涙もろくなってきたようなので担任以上に心配です。
 話は変わりますが、旧約聖書の詩編126編5節〜6節にこんなことが書かれています。
5 涙と共に種を蒔く人は喜びの歌と共に刈り入れる。
6 種の袋を背負い、泣きながら出て行った人は、束ねた穂を背負い、喜びの歌をうたいながら帰ってくる。と…。
 この聖書の箇所は東日本大震災後、津波被害を受けた農家の方々のために、よく引用された箇所ですが、卒園クラスを担任した二人に限らずこの一年間、先生たちは子どもたちのために苦労し、時には涙したこともあったことでしょう。その涙が無駄になることなく、聖書が語るように、多くの喜びに繋がってくれることを信じたいと思います。
2013年03月19日(火) No.966 (園長日記)

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