Diary

(;へ:) 疲弊した顔・顔・顔… 


今日、東日本大震災から2年を迎えましたが、ここ数日の新聞の紙面には「あの日から…」とか「今日で…」といった活字が踊っていました。同様にテレビなどでも数日前から震災に関する報道がなされ、あの日の出来事が現実であったことを改めて実感させられました。発災からの2年間はアッという間に過ぎたと思う反面、一向に進まない原発事故による放射線の問題(除線)や津波被害を受けた地域の復興。そんな被災地の仮設住宅で暮らしている多くの方々の表情からは、まだまだ疲弊した顔が見られ心が痛みます。これまで福島県浜通り、中通り、会津地方、宮城県沿岸南部・北部、そして仙台市沿岸部の被災を中心に何度となく足を運び、継続して被災状況や復興状況を見てきました。昨日もそんな津波被害を受けた仙台市内の状況を見てきましたが、2年前から時間が止まったままサッシが壊れ生活感の全くない家のカーテンが強風に煽られる様子は言葉に表現できない映像でした。また、これまで入ることさえ出来なかった沿岸地域には瓦礫と化した金属の塊や錆び付いた大量の電車のレールが山積みになっていて、その光景はまるで怪獣映画のセットの様でした。ただ、明るい変化があったといえば、全く違う景色となった海で以前のように波乗りをする姿が見られたことでしょう。被災した方々が悲しい現実や過去を受け入れ、少しずつでも前進していけるように出来ることをしていきたいと思います。
 さて、昨日、一昨日と強風が吹き荒れましたが、今朝も風の影響が残るというニュースを聞いたので、車で出勤しようと思ったのですが、昨日の風の影響なのか自宅の駐車場の電源が入らず出庫出来なかったのです。そこで車での出勤を諦め、いつもの通り電車で出勤することにしました。幸い通常通りの運行だったため胸をなで下ろしたものの、発車して間もなくの名取駅と次の館腰駅間で前を走っていた列車と乗用車の接触事故が発生。風などの自然現象による不可抗力ならばまだしも、接触事故により月曜日の朝から電車の中で約2時間待つことは辛いことで、同じ車両に乗っていた乗客からは諦めと疲弊した表情が見られました。2時間待ちといえば、先週土曜日、お願いされている県南の某幼稚園の評議員会を終え、大急ぎで仙台に戻り、なくなってしまった花粉症の診断と薬を処方してもらうために耳鼻科で受付を済ませたのが1時ころ、昔から評判や信頼がある耳鼻科ということ、また、この時期は花粉症患者が多いためなのでしょう。診察が始まったのが3時過ぎ、そして受診時間はたった数分…。待ち時間だけでくたくた。土曜日にしか病院に行く時間のない僕にとってはとてもハードな一日でありましたが、職業とはいえ、お医者さんや看護師さんは僕と比較にならないほどハードな一日なのでしょう。いずれにしろ、スギ花粉の飛散が多いのはこれからです。土曜日に受診するときは早めに受付を済ませなければ(・・;)
2013年03月11日(月) No.959 (園長日記)

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