Diary

童心に返って


2月最終日の今日、5歳児M組の保育参観がありました。子どもたちはお家の方々が来て下さるこの日を心待ちにしながら担任のM先生と話し合いを重ね準備をしてきました。そんなこともあり、M組の子どもたちは朝からみんな大喜びで興奮状態でしたが、中でもNちゃんは喜びのピークだったらしく、参観にいらして下さったおじいちゃんが、「嬉しくて仕方がないみたいで、朝から『行く行く』ってうるさくて30分も前から来てしまいました」と頭をかいていました。幸い今日はすっかり春の陽気となり、参観にいらして下さった多くの方々が童心に返って園庭でドッジボールやリレーを楽しんでくれていたように感じました。また、子どもたちが20歳になった時に掘り起こすというタイムカプセルを園庭の片隅に埋めたのですが、その穴をTちゃんのお父さんが手際よく掘ってくださいました。すると、土の中から大小様々な石が出てきたり、成虫になるために眠っていたであろうセミの幼虫が出てきたりと大騒ぎになりました。時間があればタイムカプセルを埋めた後に園舎東側の山に登るという予定もあったようですが、時間というよりも皆さんの体力が限界だったようで、園庭から玄関(保育室)に向かう足取りは朝とは比較にならないほど重たそう!。そこで何人かの方に「今から山登りは無理そうですね?いつも通りお仕事をなさっていた方がお疲れにならないのではありませんか?」とお聞きすると「本当です!もうすでにこの辺が変な感じがします」と苦笑いしながら足をさすっていました。
 さて、このM組のほとんどの子どもたちが町立保育所で多くの時間を過ごし、たった一年だけ今の環境で生活したことになります。そんな子どもたち、そして保護者の皆さんに、一年だけでもこの保育園で過ごせて良かった、この保育園を卒園できて良かったと思って頂けるよう、卒園までの残りの一日一日を大切に保育をしたいと思います。
2013年02月28日(木) No.950 (園長日記)

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