Diary

違うんじゃない!?


2月も木曜日までで、週末からは3月、年度末を迎えることとなります。この時期、どの年齢どのクラスの子どもたちからも保育園生活での成長が如実に見られる気がします。子どもの成長には一定の発達過程がありますが、同様に遊びにも一人遊び、平行遊び、共同遊び、集団遊びといった遊びの過程があります。そして、このところ、特にそんな遊びの成長を見られるのは4歳児の子どもたちです。
 今朝のことです。4歳児A組の子どもたちが担任のM先生と早い時間から雪の残る寒い園庭に出て遊び始めていたのですが、これまでと違うと思うことがありました。それは、これまでならば、M先生が一緒でなければ遊びが継続しなかったり、トラブルになったりすることがあったのに、今日は数人の子どもたちがM先生とは別に“かごめかごめ”をして遊んでいるのです。ご存知の通り、“かごめかごめ”をするには友達と手を繋ぎ、丸く歩くということをしなければなりません。大人には一見簡単そうに見えるこの手を繋いで丸く歩くということは相手の歩幅や歩く早さを意識しなければならないため、子どもには結構難しいことなのです。ところが園庭の雪の上にはA組の子どもたちがかごめかごめをして遊んで出来た円形の足跡がしっかり残っていたのです。これこそ共同遊びから集団遊びへの変化であり、そんな変化や成長を見ることができて朝からニヤニヤしてしまいました。そしてもう一つのニヤニヤの原因は、その歌詞。何故ならよ〜く聞いてみると「♪か〜ごめかごめ」ではなく「♪か〜もめかもめ」と歌っていること、そして、「か〜もめかもめ」と歌い始めたかと思ったらあっという間に「ツ〜ルとカ〜メがす〜べった、後ろの正面だ〜あれ」「○○ちゃん」「あたり」「じゃあ次は○○ちゃん」という短さなのです。しかし、こんな風に子どもたちだけで遊びを続けられるようになった姿から改めて進級するということへの喜び、しかも最高学年になれるということへの意識が伝わってきます。遊びの成長に違いが見られ、遊んでいたわらべ歌の歌詞が違うなど、違うことだらけでしたが、そんな中から子どもたちの成長が見られた嬉しい一日でした。
2013年02月25日(月) No.946 (園長日記)

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