Diary
彩り
早いもので約一ヶ月後には卒園式を迎え、53名の5歳児が保育園を巣立ち、その他の多くの子どもたちも一学年ずつ進級することとなります。ともすると、まだまだ先のように感じますが、この最後の一ヶ月はこれまでの一ヶ月とは比較にならない程あっという間に過ぎてしまうため、既に卒園式についての話し合いがなされています。そして、そんな卒園・進級の喜びに彩りを添えるという意味からも、冬の間すっかり色気がなく、落ち葉だらけになってしまっていたフェンスの下に、今朝プリムラ・ジュリアンを植えました。すると、そんな様子に気付いた子どもたちがフェンス越しに、「園長先生何してるの?」とか「うわ〜!きれい!」とか話し掛けてくれたのです。と同様に保護者の方々も「きれいですね!」とか「春らしいですね」とか「こんな所にも植えられるものなんですね!?」と感心してくださり声を掛けてくださいました。美しいものの上に さらに美しいものを添える、よいものの上にさらによいものを添えるという意味の“錦上花を添える”という言葉がありますが、せっかく出来た綺麗な園舎・園庭でも、しっかりと管理し、その環境を生かさなければ無駄になってしまいます。そこで、今度は子どもたちに手伝ってもらい、素敵な花壇を作りたいのですが、少々悩むところはあるものの、先ずは以前R君が脱出不能になってしまった土管を花壇として復活することから取り組みたいと思います。また、その他にもしなければしなければと思いつつ、滑り台等の固定遊具や遊具を片付けるための遊具小屋もまだまだ未整備…。一日でも早く暖かい穏やかな日が早く訪れることを願い、園庭整備に取り組むための時間をしっかり確保しなければ…。どなたか一緒に小屋作りしませんか?
ところで、古代エジプト文明の有名なファラオの墓の中にもきらびやかな装飾品と共に花が添えられていたことは有名ですが、時代が変化したとしても花はそれだけ人間の目と心を彩り、癒してくれるということなのでしょう。昨年の春は園舎の工事のため子どもたちが見ることが出来なかった桜を、今年こそみんなで愛でることを楽しみにしたいと思います。園舎に“錦上花を添える”という言葉ピッタリのロケーションになること間違いなしです。
2013年02月20日(水)
No.942
(園長日記)
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