Diary

かっこいい


戸外に降り積もった雪が少しずつ融け始め、夜が明けるのも早くなり、肌で感じる寒さも真冬の寒さではなくなってきている事から春が近付いている事を実感します。私は、今年の冬、暖炉を使うために薪に焚き付けをし、目で見ているよりも難しい事を経験しました。そして、何度となくランチルームに雲霞を出現させてしまい、子ども達には「くさ〜い」と言われる事もありましたが、その度に私は「もうすぐ火が着くと思うから見ててね。煙の臭いってこういうにおいなんだね。」と言いながら、火が着くコツは何なんだろうと思い、必死でした。時々保護者の皆さんにも朝からご迷惑をお掛けしてしまい、苦笑いをしながら出勤される姿も見られました。しかし、苦労しながらも着火する事が出来ると本当に嬉しいものです。しかし、ご存じの通り暖炉があっても薪がなければ燃やす事が出来ない為、時々保護者の方々も薪や木材を運んできて下さるのですが、今日は5歳児N組のTさん(Yちゃんのお父様)が薪になる木材を運んできて下さいました。その姿を園庭から見ていたYちゃんは一部始終を見て見送った後に「パパ かっこいい!」と呟いていました。私はYちゃんに「お仕事しているパパとお家にいるパパ、どっちがかっこ良い?」と聞いてみると少し悩みながらも「おしごとしているほう」と教えてくれました。きっとYちゃんの目には家庭で過ごしている時のお父様の姿とはまた違い真剣な眼差しで働く姿がかっこ良かったのだと思いました。そして、人は仕事を一生懸命していたり、何かに夢中で取り組んでいる時の姿は素敵なんだという事を改めて感じた時間でした。
2013年02月15日(金) No.938 (保育日記)

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