Diary

想定外


昨日から始まった3歳未満児クラスの園庭の芝生張り作業、6人の職人さんの手にかかれば、今朝は砂だけだった未満児専用の園庭にあっという間に綺麗な芝の絨毯が敷き詰められました。ところがここからが想定外だったのですが、この芝、とてもデリケートらしく、しっかりと根付くまでの数ヶ月間、養生期間として取らなければならないというのです(◎-◎;)(昨日聞いてないよ〜)。ということは当然ながら子ども達に遊びの制限をする(無理を強いる)ことになるのです(゚Ω゚;)。これには3歳未満児クラスの担任はショックを隠せない様子。その気持ちはよく理解できる一方、考えてみれば多くの保育園や公園では年齢による遊びの質の違いを考慮してスペースを分けていることは少ないのですから、贅沢な悩みといえば贅沢な悩みということになるのでしょう。また、僕の幼少時代のように異年齢の子ども達が空き地などで一緒に遊ぶことが少なくなった現代においては、自分より年齢の低い子どもの事を面倒を見て、気遣いながら生活する経験も大切な部分だと思います。また、便利になったり、物資が有って当たり前の生活に慣れてしまうと、肝心な部分(核心)を見落としてしまうこともしばしばなのではないでしょうか…(ノ_-;)。そんな意味からしても想定外である養生期間ではありますが、芝がしっかりと根を張るのと同じように、異年齢の子ども達同士の結びつきの根と芽がしっかりと育ってくれるような期間であるようにしたいと思います。
 さて、ここ数日、先日亡くなった大阪出身の歌手のある曲がずっとリフレインしています。この曲は彼が一般人が入ることのできない場所で作ったということで有名な曲で、大阪(関西)の方々にはとても人気があります。y○u○u○eでは様々なバージョンを見聞きすることができますが、その歌声(歌唱力)とギターの音色に心が動かされます。人間この世に生を受けたからには誰でもいつかは天に召されることになり想定外ということはありません。いつ訪れるかわからない現実に目を背けることなく、日々の生活に感謝し、精一杯生きていたいものです。素晴らしいミュージシャンの冥福を祈りつつ…。
2012年10月30日(火) No.841 (園長日記)

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