Diary

聞き違い


毎朝「園長先生おはよう!」と元気に挨拶をしてくれる4歳児H組のSちゃん、今朝もいつもと変わらず元気に登園してくれたのですが、今日は「おはよう」だけでなく、嬉しそうに「園長先生、今日ね、ひとりでおちた!」と言うのです。僕は、Sちゃんにとって何故落っこちたことがそんなに嬉しいのか不思議でならず「えっ?Sちゃん落っこちたの?」と聞くと「違うよ!一人でおちたの」と言うのです。そんなSちゃんとの会話を聞いていたお母様はニヤニヤしていたのですが、よくよく聞いてみると「落ちた」のではなく「起きた」と言っていることが分かったのです。Sちゃんはこれまでお母さんに毎朝起こしてもらっていたけれど、今朝は自分で目覚めることが出来たことが嬉しかったのでしょう。こうして少しずつ自分に自信が付き成長していくのだと思います。「ち」と「き」の発音がまだしっかり出来ないからこそ、の聞き違いだったのですが、それがとても可笑しく、また可愛らしく感じました。
 さて、今日は大河原警察署から職員の方にいらしていただき「交通安全教室」を行いました。道路の歩き方や渡り方など教えて頂いた子ども達は、笛の合図に合わせて園庭を歩いたり止まったりと真剣かつ楽しそうに過ごすことが出来たようです。保育園では時々散歩に出掛けることがありますので、今日の経験が日々の生活に生かされるようにと願っています。
 話は変わりますが、今日の午後は来年度のキリスト教保育連盟夏期講習会の会場の下見と打ち合わせのため、東京から講習会委員長と事務局の方が松島にいらっしゃいました。僕は都合の付かない地元役員の代わりに参加したのですが、今日の松島は天気も良く一年七ヶ月前に津波が来たとは思えない穏やかさと美しさを見せていました。毎年場所を変え行われるこの夏期講習会には全国から800〜900名の方々がいらっしゃいます。数年ぶりに東北部会で行われることになる講習会は、まだまだ先のことの様に思えることですが、既に準備を進めなければなりません(@_@)。参加して下さる多くの先生方のためにしっかりとした迎え入れのお手伝いをしたいと思います。
2012年10月16日(火) No.829 (園長日記)

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