Diary

トトロの世界


今朝のことです。いつものように正門付近の掃き掃除していると、保育園には落ちるはずのないクヌギ(どんぐり)が何故か一つだけ落ちているのを見つけました!その瞬間、「これは間違いなく保育園の近くにどんぐりの実が落ちている!」という動物的感が働きました。考えてみれば玄関前の崖のてっぺんにそびえる何本かの木は栗かどんぐりであることは分かっていたのですが、ご存知の通り崖にどんぐりが落ちたとしても草の中であり、崖から転がり落ちてくることはおろか、見つけることはほぼ皆無。と言うことは今日落ちていたどんぐりは、カラスなどの鳥が運んだか、風のいたずらか、大人には見えなくなってしまった子どもにしか見ることができないトトロのような森の主が保育園の近くにどんぐりが落ちている事を知らせるために落として行ってくれたのかも知れません。
 そこで僕は掃除を手伝ってくれていた5歳児N組のHちゃんと一緒に崖の裏側にある冬期間だけチェーン脱着所になる所に散歩に出掛けてみたのです。するとどうでしょう!動物的感が的中し(^_^)v、そこには数種類のどんぐりが落ちていたのです(^^)/。この季節、どんぐりを拾うためにこれまであちこちの公園に出掛けるなどしていたのですが、ほんの数分の所にこんな隠れたスポットがあったことに驚きと喜びとを感じ、直ぐに園に戻り、Hちゃん以外の子ども達も連れてどんぐり拾いに出掛け、朝の職員打ち合わせの際にもどんぐりのことを伝えたところ、いくつかのクラスが早速どんぐり拾いに出掛けていました。これからもっと落ちて来ると思いますので、こんな風に自然環境に恵まれている保育園の良さを保育に生かし、子ども達(各クラス)にどんぐりの帽子を使った、「あるもの」を作ってあげたいと思います。でもこの「あるもの」を作るには結構な時間と手間がかかるので全クラス出来上がる頃には冬になってしまいそうな予感がしないでもないのですが…(^^;)
 そうそう、そしてもう一つ、今日は来春に綺麗な花を咲かせてくれる事を願いながら園庭東側のフェンス沿いにちゅうりっぷと水仙の球根を植えました。今年の春、建設工事中で子ども達に見せてあげる事の出来なかった園庭の見事な桜とのコラボレーションになることを楽しみにしたいと思います(^ー゚)ノ
2012年10月10日(水) No.823 (園長日記)

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