Diary
自然の不思議
今朝、気温がまだ上がらず、肌寒い時間帯。子ども達は「さむいね」と言いながらも足は園庭に向き、思い思いの遊びを楽しんでいました。5歳児クラスのT君、H君、T君達は其々に虫かごを持ち虫探しを始めました。T君は「家出る時にトカゲいたんだー!」と大事そうに籠に入れた小さなトカゲを見せてくれ、T君は「見て!このカマキリお腹おっきい!!」と言いながら、右手には図鑑を抱え、「先生、このカマキリはオオカマキリって言うんだね。見て、本と同じでしょ?!」と嬉しそうに目を輝かせながら教えてくれました。実際に自分達で何という虫なのか、何を食べるのか等調べる事は、とても大切な事です。実際に虫の特徴を知ると、「オオカマキリ草の所にいるって書いてたから、探しに行こう」と更に興味も膨らんでいました。
お昼寝から目覚め、子ども達がおやつを食べている時間、2歳児クラスで過ごしていた私にT君が「先生!!朝のオオカマキリ、卵産んだよ。後でみせるね」とカマキリの卵を見せてくれました。朝見つけたカマキリが夕方には卵を産むという貴重な体験を色々な偶然が重なり一日で観察できた日となりました。子ども達は虫や花、私達のまわりの生き物には全て生命があるという事を体験を通し感じる事が出来たと共に自然の不思議を実際に自分の目で観る事が出来た事と思います。そして「このカマキリ心配だから家に持って帰って明日又保育園に持って来るね。」と言い残し帰った優しいT君です。明日の朝、カマキリの様子を嬉しそうに教えてくれる姿に期待しながら出勤したいと思います。
2012年10月09日(火)
No.822
(保育日記)
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