Diary

福島へ!


今日はキ保連東北部会、放射能・震災特別委員会の活動で福島県会津地方の幼稚園を中心に幾つかの園を訪ねてきました。あの震災から一年半が経ったのに、未だに外遊びが出来ない幼稚園や、地震による建物の被害が大きく、取り壊しをせざるを得なくなり新園舎が完成するまでの間、別な建物をお借りして保育する園、そうかと思えば、ほぼ同じ地域にありながら震災当日も電気、水道、ガスといったライフラインが全くストップしなかった園など、地域によって被災状況が違うことを改めて知ることが出来ました。しかし、こんな風に被災状況が違う福島地区の園で共通すること、それは放射能による被害です。それは、放射線量が高くないところでは風評被害につながっていて、ある園の園長は、これまでのとても辛い思いを涙を浮かべて話して下さり、その様に子ども達のために何が出来るのか、何をすべきなのかを一生懸命に考え保育をなさっている姿に心を打たれました。今週末、我が保育園では“親子で遊ぼう会”が予定されています。週間天気予報では土曜日は少々怪しいお天気のようですが、自分たちの過ごしている環境に感謝して過ごすことが何より大切であることを忘れることなく当日を迎えたいと思います。
 ところで、話は変わりますが、今日は郡山まで新幹線を利用したのですが、そこで感じたことは新幹線は相変わらず時間に正確であり、何も不安を感じないということです。ご存知の通り新幹線は東京オリンピックが行われた1964年(昭和39年)に開業以来48年、乗車中の乗客の死亡事故を一度も起こしていません。大事故に繋がってもおかしくなかった東日本大震災の時でさえもです。毎日在来線で通勤している僕にとって新幹線の速さと安全性を考えると、福島県内は仙台からの通勤距離範囲内であり、そんなサラリーマン大勢いることも不思議でないと納得させられました。
2012年09月24日(月) No.809 (園長日記)

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