Diary

言葉は生き物


今朝の新聞に2011年度国語に関する文化庁世論調査の面白い記事が掲載されていました。例えば「他人事」を「ひとごと」と読まず「たにんごと」と間違って読んだり、本来ならば「正反対」という言葉を「真逆」と言う、とか「ハンパない」などなど…。このような言葉や表現をする人のパーセンテージは当然年齢層によって随分違いがあるようですが、まだまだ若いつもりの僕でさえ、「真逆」という表現や「全然良い」といった使い方には物凄く抵抗があり、自分では今後も絶対に使わないことでしょう。しかし、考えてみれば日本語に限らず、言葉はその時代、時代で変化し、現在使われているような言葉になったのです。そして、今現在もその変化は続いており、あと何年かすると、「真逆という言葉も全然良い」となるのかも知れません(ーー;)。活字離れが叫ばれるようになり随分経ちますが、その結果として文章をまとめること、活字で表現することの苦手な人が増えたような気がします。もっとも、こんなことを書いている自分自身、決して上手に文章を書く(まとめる)ことは出来ていないのですが、書くことは話すこと以上に自分のためになることを信じ、そのためには、先ず自分がしっかりとした“物書き”の本を読み、日本語の美しさや表現の豊かさ、外国語との違いを学ばなければ(>_<)。
2012年09月21日(金) No.808 (園長日記)

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