Diary

銀メダル


 今日のおやつはスイートポテトでした。子ども達がおやつを食べ終わり、お迎えにいらっしゃる保護者も増え始めて来た頃の出来事です。M組のKちゃんとお母様が階段を降りながらとても楽しそうに話していました。「Kちゃんさようなら!!」と声を掛けると、「ねえ先生、ママの事みて!」と嬉しそうに教えてくれるのです。私はお母様の方に目を向けるとお母さんの胸にはスイートポテトが入っていた銀紙で作ったメダルの中に絵が描かれたものが付いていました。「いつもご飯作ってくれてありがとうってあげたんだ〜」とKちゃんが教えてくれ、隣に居るお母様の顔はとても嬉しそうでした。感謝の気持ちを素直に伝えられる事はやっぱり素敵な事だなとKちゃんを見て改めて思いました。そして続けて「この前、お泊り保育したからさ!」とKちゃんは言います。きっとお泊り保育の時に実際に自分たちでご飯を作ってみて、大変だった事を体験し、毎日仕事をしながらご飯を作ってくれるお母さんに感謝の気持ちがわいてきて、その思いを伝える為に銀メダルを作ってくれたに違いありません。Kちゃんのお母様が貰った銀メダルは軽くてもしかすると壊れてしまうかもしれません。しかし、どこを探しても売っていないこのメダルはとても価値のあるものになるでしょう。お母様の笑顔を見ていて本当にそう思い、そこに一緒に居る事が出来た私までが嬉しい気持ちにさせてもらいました。
 今週末には「おじいちゃんおばあちゃんありがとうの会」を予定いたしております。今、こうして私達がいる事が出来るのは、おじいちゃんおばあちゃんがいてお父さんお母さんがいて下さったからです。会には沢山の祖父母の方をお招きし、お孫さんと一緒に楽しい時間を過ごす事が出来るように、準備をしております。そして近くにいらっしゃっても遠方にいらっしゃってもいつもお孫さんの事を温かく見守り、子育てのお手伝いをして下さるおじいちゃんおばあちゃんに子ども達が感謝の気持ちを伝える事が出来るように、楽しみにお待ち致しております。
2012年09月12日(水) No.801 (保育日記)

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