Diary

九月


 新しい月と一日が与えられ、今週も神さまに守られて過ごす事が出来る様、お祈りを持って一日を始めました。昨日までの暑さが信じられない程、今日は涼しく過ごしやすい一日となり、秋が近付いている事を肌で感じる事が出来ました。
今朝登園すると、5歳児のHちゃんが「昨日(先週の金・土曜日)お泊り保育楽しかったね!!」と声を掛けてくれ、お母様のAさんが「Hから沢山お土産話聞きました。バターはトーストに塗って家族皆で食べました。今までに増してお手伝いも喜んでしてくれるようになったので、これからも出来る事はどんどんしてもらおうと思います。」と笑顔で話し、仕事に行かれました。バターをお店で買い、食べる事は簡単でも、実際に自分の手を加え作ったバターの味は格別だったに違いありません。バター作りに限らず、普段は家での食事も給食も保護者の方や栄養士調理師が作ってくれた食事を食べている子ども達ですので、お泊り保育を通して実際に役割分担し、友達と作ったカレーやサラダの味は思い出と共に忘れられないものになった事と思います。サラダ作り担当だったT君はレタスをちぎる事からドレッシングを作るまで、SちゃんKちゃんMちゃんIちゃん達と力を合わせて一生懸命取り組んでくれました。ドレッシングの味が思うように上手くいかない時にT君が「あ〜ハムは上手に切れたけどドレッシングは難しいな。これじゃ、美味しくないって言われちゃうよ」と呟き、とても真剣な顔が印象的でした。いつも家庭や保育園で美味しくご飯を頂けているありがたみを身をもって実感できたようです。それから何回もドレッシングの味見をし、皆で納得がいく味が出来た時には「やったあ!!」と自然と拍手が出ました。苦労して作ったドレッシングの味を覚え「家でも作る!」と張り切る子ども達の姿がとても頼もしく思いました。色々な事を実際に経験し、沢山の方々に感謝の気持ちやありがたみを感じた事でしょう。又、友達と協力して「出来た」という経験が子ども達のこれからの自信に繋がっていく事を願っています。ここにあげたエピソードはほんの一部ですので、各ご家庭でお子さんのお土産話に耳を傾けてあげて下さい。
そして、当日を迎えるまでの経過が大切だという事を改めて感じた今年のお泊り保育。子どもも保育者も今回の経験を無駄にする事なく、これからの保育に生かしていきたいと思います。
ご協力を頂いた保護者の皆様、先生方、Iさん感謝致します。ありがとうございました。

ハートランドでヤギに草を食べさせながら言っていたK君のつぶやきです。
「うわあ〜羊とヤギかわいすぎる〜!!保育園でも飼いたいから園長先生にお願いしよ〜」
2012年09月03日(月) No.792 (保育日記)

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