Diary

そういえば・・・。


本当は昨日書こうと思っていたのですが、あまりにも衝撃的なニュースが飛び込み、それが頭の中を席巻し、肝心なことを書き忘れ個人的感情ばかり書いてしまったことを反省します。
 昨日の朝の事です。2歳児クラスのS君がお父さんに抱かれて登園してきたのですが、いつもと違いぐずってご機嫌斜めなのです。そこでお父さんに「おはようございます!S君が機嫌悪いなんて珍しいですね?」とお声掛けしたところ、「実は、K(お姉ちゃん)がラジオ体操に行っているのに一緒に行ったですが、そこの前に“か○ぱ寿司”があって、それを見たら『“か○ぱ寿司”』に行きたいと言い出して…^^;」と苦笑い。早朝からお寿司やさんは営業していないでしょうから、お父さんはS君の願いを叶えることは出来ず、宥めすかしながら登園したということなのでしょう。そんな時、保育者にはS君の気持ち(感情)を受容、傾聴、共感し、関わることが求められます。僕ならばS君と一緒にお寿司やさんごっこでも始めることにするかと思いますが、といっても実際にご飯を炊くわけにはいきませんので天気が良ければ外で寿司屋を開店させることになり、シャリが砂や石、ネタが葉っぱということになるでしょう。となればもちろん店の名前は“か○ぱ寿司”ではなく“葉っぱ寿司”にして(^^ゞ
 さて、昨日S君が寿司屋を開店できたかどうか定かではありませんが、今日5歳児の2クラスの子ども達は来月のお泊まり保育に向けてかまどで実際にご飯を炊く経験をしました。家庭ではスイッチ一つでご飯が炊きあがる生活をしている子ども達にとって、薪を作ることから始め、火(熱さ)や煙(臭さ・煙たさ)と格闘しての炊飯は随分焦げ付きましたが良い実体験になったことでしょう。その証拠に焦げ臭さたっぷりのご飯でも「おいしい!おいしい!」と喜んで食べている表情から伝わってきましたので…(^^)。でも、一番よい経験をしたのは担任である二人のM先生だったことは間違いないと思います。次回はきっと焦げ付かすことなく上手に炊き上げてくれることを期待したいと思います。
2012年07月25日(水) No.762 (園長日記)

No. PASS