Diary

もしもピアノが弾けたなら・・・!もしもアメリカに行けたなら・・・


先週土曜日、二階の5つの保育室にピアノが納入されました。これまでは電子オルガンが使われていたのですが(全クラスにあったわけではありませんでしたが)、電子音より生のピアノの音が絶対に良いとの考えがあり、徐々に全クラスにピアノを増やそうとの願いが随分進んだことになります。クラスにピアノが来たことを子ども達も喜んでくれていたようですので、幼いうちにピアノに触れ、音楽や楽器に興味を持つきっかけになってくれればと思います。僕自身、ピアノは大の苦手で大学時代とても苦労した思いがあります。そのため、幼稚園に勤めていた時、朝早くに出勤し、保育室でピアノに向かい、必死に練習したことが今となっては良き思い出です。西○敏○の歌ではありませんが、もしもピアノが上手に弾けたならばきっと楽しいだろうなあと思いつつも必要に迫られることもないため練習することは皆無(ーー;)。ということは夢は夢のまま過ぎてしまうこと間違いなしです。
 さて、今朝6時ちょっと過ぎ、出勤するために仙台駅を早足で歩いていた時のことです。一般車の乗降場所に止まろうとしていた車の窓が急に開いたかと思ったら「○○○先生!」と声をかけられました。最初誰が声を掛けてくれたのかわからないものの、間違いなく僕に向って声を掛けてくれたのです。しかし電車の時間もあるので振り向きながらゆっくり歩き始めると今度は車のドアが開き3人が僕の方へ駆け寄ってくるのです。誰かと思いきや以前勤めていた幼稚園の卒園生のSちゃんと弟のK君とお母さんだったのです。「先生ご無沙汰しています。もう出勤なんですか?」とか「どこかお出かけですか」などと話をすると「これから3週間アメリカへホームステイに出掛けるんです」(^o^)とニコニコ。何とも羨ましい限りで、僕は「もしもアメリカに行けたなら。」そんな気持ちになりました。ところで、このSちゃんもK君も僕が担任をしたわけではありません。しかも卒園し何年も経っているのにこんなふうにわざわざ追いかけてきてくれて挨拶してくれるなんて僕は本当に恵まれていると思いました。Sちゃんがアメリカでたくさんのことを吸収し無事に帰国できることを祈ります。
2012年07月23日(月) No.760 (園長日記)

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