Diary

理想と現実


ここ数日の出張の間、晴れて気温の高い日と雨の降る日が丁度良い具合にあったからなのでしょう、雑草が鬱蒼と生い茂る事のないように出来る限り草むしりを心掛けていた正門を入ってすぐの駐車場のフェンス沿いにはあっという間に雑草が生えていました。雑草が生い茂らないようにするには除草剤を撒けば簡単なのでしょうが、生態系にはあまり良いことではないだろうと、これまで必死に草と格闘していただけに、少々ガッカリ(>_<)。しかし、そんなことに負けるわけにはいかず、今朝も掃除をしながら草と闘うことにしました。するとどうでしょう。5歳児クラスの女児数名が園庭のフェンス越しに「園長先生何してるの?」と声を掛けてくれました。そこで「いつの間にかまた草が生えてきたので、草むしりしてるんだあ!Kちゃん、Rちゃん手伝ってくれる?」と話すと「うん!いいよ!」と即答してくれて、僕が道具を使って刈り取った草を上手に運んだり自分たちの手でむしりとったりしてくれました。そんな姿を見て「わたしもそっちに行きたい」と次々に仲間が増え、予定していた場所以外の草まで取る事ができました。もし子ども達に手伝ってもらわなければ、間違いなく週明けにはまた草が大きく育っているでしょうし、そうなれば時間がいくらもあって足りないことになるでしょう。草むしりに限らず理想的な環境や保育を作るということは現実的にはとても難しいことであることを実感する日々ですが「継続は力なり」を心に留め、一歩一歩地道に歩んでいきたいと思います。

※ニュース報道でご存知の方も多いかと思いますが、風疹が近畿地方を中心に流行しているようで、特に20〜40代の男性患者が多いようです。風疹は妊娠初期の女性が感染すると、生まれてくる子供に先天性の心臓病や難聴などを引き起こす可能性があるらしく、専門家は「家族間や職場での感染拡大を防ぐために予防接種を受けてほしい」と呼びかけています。みなさんどうぞご注意ください。
2012年07月20日(金) No.759 (園長日記)

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