保育日記

美　№２

今日は奈良県橿原市の“まこと保育園”にバスを頂きに行くため、仙台空港から伊丹空港へ向いました。先週札幌での研修のため千歳空港へ向う際には離陸してすぐに雲の中だったのに、今回は見事な天気に恵まれ、日本一の山『富士山』はもとより、日本地図そのままの半島やキラキラ光る海や家々の屋根、そして大阪城などをしっかりと見ることが出来ました。特に美しいと思ったのは各地の山々が緑色のベルベットを身に纏っているかのように見事に輝いていたこと。そして、その山々の上に白いこひつじが浮かんでいるような真っ白な雲が見え、自然の作り出す“美”にうっとりしてしまいました。その一方で仙台空港を離陸し、上空から見下ろした時の沿岸部の津波被害は随分緑が増えたものの“美”とは余りにも対照的であり、これも自然の力であり、現実なのだとただただ言葉を失いました。
　さて、こんなフライトでしたが、伊丹空港を出てモノレールに乗るために移動するだけで汗が吹き出してきそうなほどの暑さ(@_@)これは大阪に限らず奈良でも同様でした。勿論暑いことは承知・覚悟し、それなりの格好で出掛けたのですが、今回の暑さは地元の方でも驚くほどの暑さだったようです。もしこのような暑さが続く中、関西電力管内で計画停電となったことを考えると子どもやお年寄りは間違いなく命に関わることとなるであろうことを実感し、震災被害同様、実際にその場に行かないと分からないことがあることをも知ることが出来ました。
　そんなことを考えながら、まこと保育園に到着し驚いた事、それは園舎の大きさはもとより、頂くことになったバスが“美”美しいことでした。余りにもきれいなバスだったので“こんなきれいなバス頂いてもいいの？”とすら思った程でした。そして、このバスを運転し大河原へ向います。疲れることを覚悟し、それよりも子ども達の喜ぶ笑顔のためにしっかりと運転したいと思います。

2012年07月17日（火） No.754 (園長日記)