Diary

願い事


今朝、一番に保育園に出勤し、各保育室の窓を開けて子ども達を迎え入れる準備をしていた時の事です。4歳児クラスH組の保育室に飾られている願い事に目がとまりました。そこにはこう書いてありました。「Sくんがげんきになりますように M」「おとうさん おかあさんいつもいつもなんでもしてくれてありがとう Y」「おかあさんはやくげんきになってね Hより」とです。願い事と聞くと思わず自分の事ばかりを願ってしまいがちですが、子ども達は自分の事だけでなく友達や家族の事も考え、願い事にしている姿に身体だけではなく心も成長している事を子ども達の願い事から感じる事が出来、とても嬉しくなりました。Mちゃんに願い事の話を聞いた所、「弟がのどが痛くてゼーゼーなってるからこの願い事にした。」と教えてくれました。私達大人も自分の事だけではなく、相手の気持ちになって考えたり共感したり友達の痛みが分かる事は人として何よりも大切な事だと思います。相手の事を考えて自分には何が出来るのか、何をしてはいけないのか考える事が出来る心を持ち続けていきたいと思わされました。又、願い事だけではなく、今朝お母さんとなかなか離れる事が出来ずH君が泣いていると、同じクラスのSちゃんが「大丈夫?Hくんママに会いたくて泣いてるの?」と優しく声を掛け、小さな手で頭を撫でてくれました。H君は暫く気持ちが落ち着くまで保育士に抱っこしてもらいながら過ごしていましたが、友達が声を掛けてくれた事でその後は自然に遊び始める事が出来ました。友達の事を思い自然に声を掛けてあげられる姿はとても素敵な事だと改めて子どもの姿を通して感じさせられました。人として当たり前の事が当たり前に出来る人になりたいと思います。
2012年07月12日(木) No.749 (保育日記)

No. PASS