Diary
みんなみんな生きているんだ友達なんだ
先日、3歳児のYちゃんが雨上がりの園庭で遊んでいる時の事です。「先生、これ捕まえたんだよ」と水の中を気持ちよさそうに泳ぐ蛙を見せてくれました。それも一匹ではなく五、六匹程はいました。ここまでは良かったのですが、次に「先生これみて」と言うと蛙の足を伸ばし、げらげらと笑っているのです。その笑いに周りにいた友達も一緒に笑っていました。その状況を見逃す訳にはいかず、「Yちゃん、蛙も生きてるんだよ。足引っ張ってかわいそうじゃないの?どうして笑っているの?」と思わず真剣に言ってしまいました。私の表情が急に変わった事に驚いたYちゃんは「だって・・・。」と言い、蛙が可哀想になったのかバケツに水を入れていました。蛙に限らず、生き物を飼うと言う事は正に、命の事や生き物の気持ちを考える良い機会であり、実体験そのものです。保育園では蛙に限らず、クワガタ虫やカメを飼っています。生き物を可愛がってくれている子ども達がいる一方で時々カメのタライに砂がいっぱい入っている状況を目にすると心ない子ども達の行動に悲しくなります。子ども達の行動に気付く目と予測する目を持ちながら保育し、生き物を飼う事を通し生き物には全て命があると言う事を伝え続けていきたいと思います。
2012年07月11日(水)
No.748
(保育日記)
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