Diary

世界遺産からの届け物


昨年ユネスコの世界遺産(自然遺産)に登録された小笠原諸島の一島である父島から以前から届けてもらうようにお願いしていた東北では手に入れる事の出来ない珊瑚や貝殻、波に何度も打たれ角が取れいい雰囲気になったビーチグラスが届きました。その珊瑚や貝殻やビーチグラスを保育室等に飾ってあげたくて、今朝、出張に出掛けるための沢山の荷物と共に頑張って運んで来ました。当たり前なのでしょうが、巻き貝は小さくてもしっかりとした巻き貝の形をしていて、その小ささ故にとても可愛らしく、そのままアクセサリーにしてしまいたいほどなのです。ところで、何故こんな珊瑚や貝殻を送ってもらったかと言えば、子ども達に季節感を感じてもらうには、紙などで作ったテレビキャラクター等の壁面装飾ではなく、一輪の花だったり、木の実だったり、羊毛で作った人形だったりした方が良いと考えている保育環境設定の一部であり、夏を感じて(イメージして)もらうための小道具という訳です。本当ならば落成式の時にあちこちに飾りたかったのですが、東京港竹芝と父島二見港間を結ぶ定期航路のアクセスとして唯一運行している小笠原海運が運航する「おがさわら丸」という貨客船はおよそ週一回のみの運行予定で、しかも片道約1,000キロを25時間30分で運行するフェリーということもあり、荷物をお願いしてもなかなか届かないのです。しかも、天候が悪いと週一回の運行すらなくなるのですから日本国内にありながら外国のような地(しかし車は品川ナンバー)なのです。もし時間と先立つものがあれば一度は訪れてみたい地(^^)/ しかし、そうは言っても実現することはなさそうですので、送られてきた貝殻などを眺め行った気分を味わいたいと思います。因みに今日はこれから札幌へ行き、明日から始まる研修会に参加します。そして、来週の連休明けには奈良にバスを取りに行くというハードスケジュール (>_<)。これが父島だったらなんて思っては、いけない、いけない。父島にも行けない、行けない。
2012年07月11日(水) No.747 (園長日記)

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